こんにちは。
今日は横浜みなとみらいにある「カップヌードルミュージアム」行ってきました。
大観覧車で有名な遊園地「よこはまコスモワールド」のすぐ近くです。
「カップヌードル」と言えば「日清食品」。
「日清食品」と言えば創業者は安藤百福さんという事はご存知かと思います。
ここでは「カップヌードルミュージアム」で感じた安藤百福さんの偉大な創業精神についてお話しさせて頂きたいと思います。
カップヌードルミュージアム
カップヌードルミュージアムは正式名称「安藤百福発明記念館」といいます。
横浜の他に安藤百福さんにゆかりのある大阪府池田市にもあります。
そもそもは池田市に最初に建設されています。
館内は壁が白で統一されたスタイリッシュな作りで、チキンラーメンを手作りできる「チキンラーメンファクトリー」、
自分だけのカップヌードルが作れる「マイカップヌードルファクトリー」、安藤百福さんの生涯をCGアニメーションで紹介する「百福シアター」など見どころ満載で、平日にもかかわらず子供さんを中心に大賑わいでした。
まずスープの種類を決めてから数ある具の中から4種類を選びます。私はコーン、ネギ、ひよこちゃんナルト、ガーリックチップを選びました。
そして出来上がりです。触った時に熱を感じます。
真空パックにして持ち帰りです。
思わず童心に帰ったひと時でした。
こちらはチキンラーメンファクトリーです。
”インスタントラーメンの父”安藤百福さん
そして”インスタントラーメンの父”安藤百福さんです。
安藤 百福 (あんどう ももふく) [1910 〜 2007]
1910年3月5日生まれ。日清食品創業者。安藤スポーツ・食文化振興財団創設者。
1958年、世界初のインスタントラーメン“チキンラーメン”を発明し、インスタントラーメン産業を創出。1971年、世界初のカップ麺“カップヌードル”を発明。日清食品(株)の代表取締役社長、会長を務めるとともに、(社)日本即席食品工業協会会長、世界ラーメン協会会長として業界の発展に努めました。1983年、私財を投じて(財)安藤スポーツ・食文化振興財団を設立し、青少年の健全な育成にも力を注ぎました。引用 カップヌードルミュージアム
カップヌードルミュージアムのコンセプトは「創造的思考=クリエイティブシンキング」。
安藤百福さんの卓越した「発想力」、「ベンチャーマインド」はこれからの時代に求められる「創造的思考=クリエイティブシンキング」ということで佐藤可士和さんが中心となってコンセプトに据えました。
ミュージアム館内にはこの「創造的思考=クリエイティブシンキング」を具体的に現わした安藤さんの6つの言葉を「クリエイティブシンキングボックス」と名付けて壁に表現しています。
上の画像がクリエイティブボックスです。
クリエイティブシンキングを表わす6つの言葉
クリエイティブシンキングは
- まだ無いものを見つける
- なんでもヒントにする
- アイデアを育てる
- タテ・ヨコ・ナナメから見る
- 常識にとらわれない
- あきらめない
この6つの言葉で表現されています。
世の中にまだ無いもの「インスタントラーメン」、「カップヌードル」、「スペースラム」(宇宙食)はまさにこの「クリエイティブシンキング」から生まれました。
しかも「インスタントラーメン」を世に出したのが48歳、「カップヌードル」は61歳、「スペースラム」は何と95歳の誕生させています。
「あきらめない」事に関しては半端ないです。
安藤百福語録
安藤さんの残した名言をご紹介します。
・目標を持ったら、あとは執念だ。
・転んでもただでは起きるな。そこらへんの土でもつかんで来い。
・事業のヒントは周りを見わたせば、どこにも転がっている。
・事業化できないアイデアは、単なる思いつきにすぎない。本当のアイデアとは実用化されて、成功を保証するものである。
・事業を始めるとき、金儲けをしようという気持ちはなかった。何か世の中を明るくする仕事は無いかと、そればかり考えていた。
・即席めんの発想にたどり着くには、48年間の人生が必要だった。過去の出来事の一つ一つが、現在の仕事に見えない糸で繋がっている。
・どんなに優れた思いつきでも、時代が求めていなければ、人の役に立つことはできない。
・私は眠るときも、メモと鉛筆を枕元に用意する。あなた方も四六時中考える習慣をつけなさい。
・事業を始めるとき成功を語るな、失敗から考えろ。
・新しいものを創造する力が無ければ、企業は存続できません。
・未来とシナリオなき事業は、すべて清算しなさい。
・企業は夢がなくてはならない。
・夢が現実のものになるとき、飛躍的に成長する。
・企業という言葉は創造と同義である。
・新しいものを世の中に提供していく力がなければ企業である必要はない。
私たちにも決してできない事ないと思いませんか?
カップヌードルミュージアムでは「百福シアター」としてCGアニメーションで安藤百福さんの辿った軌跡を見ることができます。
こちらも是非、見てみるべきですよ。
内助の功 安藤仁子さん
安藤百福さんを語るうえで避けて通れないのが、現在NHKの朝ドラ「まんぷく」の主人公である奥さんの安藤仁子さん。
カップヌードルミュージアムでは安藤百福さんの他にも安藤仁子さんを単独で紹介した「安藤仁子展」を開催しています。
この中では実際の画像で安藤百福さんとの結婚生活を仁子さんが語っています。
仁子さんも中々肝っ玉の据わった方です。
インスタントラーメンを作ると宣言して1年間研究に没頭する百福さんを必死に支えたのは有名な話ですね。
仁子さんがいなかったら「インスタントラーメン」、「カップラーメン」、「スペースラム」は生まれていなかったでしょう。
百福さんのクリエイティブシンキングを一番理解して応援したのは仁子さんだったのではないでしょうか。
そうでなければあそこまで支えてあげられなかったと思います。
上の画像は安藤百福さんが1年間研究に没頭した作業小屋を再現したものです。
カップヌードルミュージアムの詳細はこちら
https://www.cupnoodles-museum.jp/ja/yokohama/
まとめ
時間が空いたのでふらった寄ってみた「カップヌードルミュージアム」ですが、大きく心が揺さぶられました。
安藤百福さんの「創造的思考=クリエイティブシンキング」はこれから新しい仕事、事業を始めようと思っている人には
大変参考になります。
- まだ無いものを見つける
- なんでもヒントにする
- アイデアを育てる
- タテ・ヨコ・ナナメから見る
- 常識にとらわれない
- あきらめない
この言葉を心に刻んで自分の人生を切り開きましょう。
人生に遅すぎるという事はありません。