サラリーマン川柳から世相を読み解いてみた

こんにちは。

第一生命から第32回サラリーマン川柳『優秀賞』100句が発表されました。

毎回その時の世相が反映されたクスッと笑える作品が多数あって、楽しみにしているのですが

今年の傾向は

今年は“定年延長”“再雇用”により遠ざかる人生の余暇を嘆く句が多数入選。第4次安倍内閣では、企業に65歳以上の定年延長、さらに2019年度を目標に70歳定年の原則化を求めるなど、シニア層の活躍推進に力を入れていく。厚生労働省の調査によると、一律定年制を定めている企業のうち、定年を65歳以上としている企業の割合は2017年に17.8%にのぼり、10年前の2007年(9.1%)の約2倍に上昇した。 引用 ORICON NEWS

以上の様に、働き方改革で肩身の狭くなった悲哀をうたった句が入選している傾向が見えます。

『優秀賞』100選

主なところですと

『人生の 余暇はいつくる 再雇用』(年金未受給者)

『再雇用 昨日の部下に 指示仰ぐ』(白いカラス)

『ゴール前 延びる定年 老い越せない』(チコちゃん55歳)

テレワーク そばに妻いて 緊張し』(あんどらごら)

『ノー残業 趣味なし金なし 居場所なし』(リトルプー)

『給料も シニア割され 半額に』(再任用)

『やっと縁 切れた上司が 再雇用』(アカエタカ)

『どう耐える 百年時代 恐妻家』(ゆうちゃん)

引用 ORICON NEWS

まだまだありますが、ざっとこんな感じです。

今回も思わず笑っちゃいましたが、それにしても雇用を扱ったものがこんなに多いとは思いませんでした。

ちょっとヤバイとも思いました。

何がヤバイかっていうと「主体的に自分の人生を考えていないんじゃないか」という事。

真面目に今までの会社社会のあり方を考えないとね。

一億総活躍社会っていうけど

そこでもう一度見直して見たいのが「一億総活躍社会」って一体何?という事。

一億総活躍社会とはザックリ言うといわゆる「働き方改革」がそれに当たります。

少子高齢化が進む中でも「50年後も人口1億人を維持し、職場・地域・家庭で誰しもが活躍できる社会」が一億総活躍社会の目指す姿です。

「一億総活躍社会」を安倍首相が掲げた背景には労働力人口の減少があります。

ご存知のように少子高齢化がすすむ現在の日本の総人口は2050年には9,000万に減少すると予想されています。

当然労働人口も減るのは目に見えています。

そのため「働き手を少しでも増やす」策として一億総活躍社会を提唱して「働き方改革」の促進を図っているのです。

「働き方改革」は長期労働を解消する事だけが目的ではないのです。

このままではヤバイって言うけど

このままでは日本がヤバイって言って参りましたが

では、「サラリーマン(特に中高年の)は一体どうすれば良いの?」って言われそうですね。

「日々の仕事でクタクタでそんな事考えている暇がない」と怒られそうですが

一度休みの日でもじっくりと考えてみてください。

「自分は本当は何をやりたいのか?」とか「子供の頃何になりたかったか?」とか、このブログで前に取り上げた自己棚卸しじゃないですけど、自分自身と向き合ってみましょう。

そんなに背伸びとかしなくても良いので、自分がやりたかったものが何となく見えたらSNSで自分と同じような考え方、価値観の人たちとつながってみましょう。

自分自身でも気づかなかったものが見えてくる事が多いと思いますので一度試してみると良いと思いますよ。

働き方はどんどん変わる

今後ますます今までの働き方が変わっていく事が予測されます。

今でもAIの急速な発達によって人間が従事していた仕事が奪われているのが実情です。

ますます人間にはクリエイティブさが求められていくようになっていきます。

定年の概念も既に変わっています。

冗談抜きに個人として仕事をする場合、何ができるかを真剣に考えていかなくてはいけませんね。

自分の頭で考えて行動していきましょう。

まとめ

サラリーマン川柳の優秀賞発表で、今後の雇用の在り方に戦々恐々としている姿がありありと目に浮かびました。

個人が「自分らしい生き方は何か」を本当に真剣に考えなくてはならないと痛感しています。

時代は急ピッチで動いています。

自分の価値観を大切に生きるためにも、今までの常識から一旦抜け出して、自分はどうしたいのかを考えてみましょう!

では、今日はこの辺で。

 

 

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