キラリと光るキャッチコピーの考え方、作り方

自己棚卸しが終わって自身のポジショニングが定まったら、自身の売りたい商品、提供するサービスにキラリと光るキャッチコピーを付けましょう。

キャッチコピーはいわゆる「うたい文句」、「あおり文句」にあたりますが「キャッチコピー」が光るものであればあるほど

お客様の心をとらえて離しません。

「キャッチコピー」は商品、サービスの売れ行きに大きな影響を与えるものですので、キラリと光るものを是非つくりたいものです。

ここではキラリと光るキャッチコピーの考え方、作り方について解説していきます。

キャッチコピーの考え方

キャッチコピーの考え方は以下の2つに大別されます。

  1. 「なぜ、買うべきか?」を感じさせるタイプ
  2. 「なぜ、私か?」を感じさせるタイプ

まず1の「なぜ、買うべきか?」のキャッチコピーですが、これはまだ一般化されていないような士業などの方々の商品、サービスの場合に有効です。

例えば、起業コンサルティング。

起業コンサルティングといっても漠然としていて「是非、買いたい」と考えている人には、ほとんど出会いませんね。そういう場合は、コンサルティングが必要なことをキャッチコピーで訴求してあげることが大切です。

この状況で、「なぜ、私か?」を訴求しても意味がありません。

そもそも、起業コンサルティングが必要だと感じていない相手に向かって「私は、あれもできます。これもやります」とアピールしても、響かないのはおわかりですね。

第二に、「なぜ、あなたか?」のタイプ。これは、すでに一般化されていて、競争が発生している時に有効です。

例えば、税理士や行政書士などの士業サービスはこの世にあふれています。

そのため、「なぜ、税理士サービス、行政書士サービスを買うべきか?」については特にアピールしなくてもいいのですが、

そうではなく、「なぜ、私を(私の商品を)選ぶべきか?」について、キャッチコピーに盛り込むべきかが大切になります。

それは、そのサービス(商品)の認知度によって使い分ける必要があるということです。

つまり、2種類のキャッチコピーの使い分けについては、あなたの見込み客が、【すでにサービス(商品)の必要性に気づいているかどうか】に掛かってくるというわけです。

見込み客の状況によって1or2を選択する必要があるということです。

「なぜ、買うべきか?」
「なぜ、私か?」
のいずれのパターンが有効か、是非、考えてみましょう。

目に留めてもらう工夫

読み手の心を動かすキャッチコピーを作るにあたっては、「目に留めてもらう」ための工夫が必要になってきます。

では、具体的にどのようにすれば良いのでしょうか?

キャッチコピーのコツ1:相手のメリットを明示する

大企業の場合はイメージ広告等でメリットを明示しないこともありますが、中小事業者では、相手のメリットに直接訴えかけることが非常に重要になってきます。

お客様の立場に立つと、たんなる自己紹介ではなく、「あなたは、私に何をしてくれるの?どんなメリットを与えてくれるの?」という問いに答えた方が、顧客獲得につながりやすいのは紛れもない事実です。

これまで自分の強みや実績などばかりのキャッチコピーを打ち出していた方でも、その強みを活かして、

「どのようなメリットを与えられるか」を考えることによって、目に留まるようなキラリと光るキャッチコピーになるのではないでしょうか。

人間は、キャッチコピーを見て3秒以内にそのサービスが良いものかどうかを判断すると言われています。

誰が見ても一目でそのメリットが分かる内容のキャッチコピーにしましょう。

キャッチコピーのコツ2:自分ゴトと思わせる

キャッチコピーは人間の心理に関係していると言われています。

コピーライティングの原則に、「To Me Message」というものがあります。

「私のためのメッセージだ」と思ってもらうことによって、人は、「自分にとって価値のある情報だ。その情報を読もう」という心理状態に陥ります。

そのため、「あなたのためのメッセージですよ!」と訴えかけるのです。

「〇〇というあなたへ」というキャッチを入れることで、このターゲットにマッチした人は、「つい」その情報を手にしてしまうことでしょう。

人は自分の事には当然の事ながら関心が高いのです。

キャッチコピーのコツ3:具体的な表現にする

相手のメリット、「To Me Message」が盛り込まれたら、より具体的なメッセージにするためには数字を入れることが重要です。

数字をキャッチコピーに盛り込むことで、人の目により留まりやすくなります。

単純な例をあげますと

「安くておいしいインドカレー」と「一皿500円の安くておいしいインドカレー」。

この2つを比べると「一皿500円の安くておいしいインドカレー」の方がインパクトがありますよね。

500円という数字を加えただけでもかなりの差が生まれるのです。

数字をキャッチコピーに入れることで、あなたもインパクトを高めてみましょう。

驚くほど効果があがると思いますよ。

最適な文字数

ここで質問です。キャッチコピーは読むものでしょうか?それとも見るものでしょうか?

答えはキャッチコピーは見るものなのです。

人は、そもそも興味のない情報は、しっかりと読もうとしません。

そのため、パッと見て分かる文字の長さが大切だということになります。

何かのサービスを探すような多くの場合、様々なWebサイトを見比べているのが実情だと思います。

そんな状態であればこそ、パッと見てその特徴が伝わらなければいけないということになりますよね。

伝わりやすいキャッチコピーの文字数の目安は、25文字です。

25文字を超えると、1文字ごとに認知力が下がると言われています。

可能な限りキャッチコピーは25文字以内に抑えましょう。

まとめ

キラリと光るキャッチコピーについて解説してまいりましたがいかがだったでしょうか?

光るキャッチコピーを作るためには「なぜ?買うか」、「なぜ、私か?」をしっかりと感じさせたうえで

読む相手方の立場に似たって「あなたに向けたあなたのためのメッセージ」である事を具体的な数字を用いて表現することが重要です。

25文字以内に収まることを意識してあなたも「キラリと光るキャッチコピー」を作りましょう。

きっと大きく結果が変わるはずです。

 

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