ホームレス小谷から学ぶ「信用で稼ぐ」という事

piero

こんにちは。

唐突ですがホームレス小谷という人をご存じでしょうか。
元吉本芸人で現在は一日50円で自分の労働を切り売りして生計を立てている人です。

「一日50円でどうやって生きていけるんだ」と普通は思うでしょうが
生きていけるどころか、この小谷さんは毎年のように海外旅行へ出かけていたり
ホームレスにもかかわらず痛風になったりとか
一般人よりもリッチな生活をしているんです。

ここでは、この一風変わったホームレス小谷さんの「稼ぐ」ということについて
お話してみたいと思います。

ホームレス小谷ってどんな人

下の写真の方がホームレス小谷さんです。

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プロフィール

小谷真理(こたに・まこと)

ホームレス。元芸人。
2002年にNSC(吉本総合芸能学院)に入学し、2013年まで大阪を拠点にお笑い芸人として活動する。

ピン芸人として上京し、キングコング・西野亮廣氏の家に居候するも、家賃を2ヶ月滞納し家を追い出され、ホームレスとなる。

TwitterやFacebook、ツイキャスなどのSNSを駆使し、路上や駅前で寝泊まりした時に起きた出来事を発信し始める。

その後「BASE」(https://thebase.in/)を用いて、「(株)住所不定」というネットショップを開設。

何でも屋さんを謳い、自分の1日を50円で売り、様々な依頼を受けている。

人との縁や恩の力で、お金を使わずに人生を謳歌している。

引用 https://entrenet.jp/magazine/13278/

「返報性の法則」

プロフィールにもありますように、小谷さんは自分の1日を50円で売って生きています。
当然50円では何もできないと思うのですが
小谷さんは依頼を受けた先々で、昼ご飯を頂いたり、飲みにつれて行ってもらったり、
挙句の果てには泊めてもらったりして、人から甘えまくって生活が成り立っているのです。

人間には「返報性の法則」というものが元来備わっているらしく
人から何かしらの施しを受けたときは、「お返しをしなくては申し訳ない」というような
気持ちになることはないでしょうか。
いわゆる義理や人情のようなものにあたるこのことが「返報性の法則」です。

一日50円で作業してもらったら、普通の人は「何かお返しをしなきゃ」と考えますよね。
その人間心理を巧みに突いたのがホームレス小谷さんだと言えます。
先にも書きましたように小谷さんはホームレスを始めてから、お客さんからおいしものを散々ごちそうになるので
25kgも太って痛風になってしまったそうです。
ホームレスが痛風なんてふつうあり得ないですよね。

クラウドファンディング

そもそも小谷さんがホームレスを始めたのは、同じ芸人の先輩である西野亮廣さんからの勧めです。
西野さんからの知恵でホームレス生活をTwitterやFacebookなどのSNSを使って情報発信をしたのが
依頼者が増える事に一役買ったのは言うまでもありません。
しかも、この情報発信からお客さんを増やした結果、なんと小谷さんは依頼者であった女性と結婚しています。
ホームレスが結婚です。
本当信じられないことの連発です。

結婚には「少しはお金は必要では」と思うのは当たり前のことだと思いますが
何と、小谷さんはクラウドファンディングで結婚費用を捻出してしまったのです。
結婚費用以外でも「天才万博」というフェスを開催する費用もクラウドファンディングで集めたりしています。
有名人でも失敗することが多いと言われるクラウドファンディングで、なぜお金を集められたのでしょうか。

お金を集める目的が重要

このことについて小谷さんは「良くわからない」と答えていますが
奥さん曰く、「必要な分を皆さんからすこしづつ分けてもらっているという感覚」なのがよいのでは
とコメントしています。

お金はたくさん持っていると幸せという価値観ではなく、必要な分だけあればそれで充分という価値観です。
小さな信用を積み重ねた小谷さんの目的に対して、人は共感してお金を出すということでしょうか。
たぶんそうに違いないと思います。

信用で稼ぐ

小谷さんを見ていて思うのは人と比較していないということです。
これってとても大切な事ではないでしょうか。
どうしても比較しすぎると、現状に対する不満が多くなってしまって生きにくくなってしまうように思います。

これからの時代はAIやロボットがますます進化していって、今までの仕事がどんどんなくなっていくのは間違いないことだと思います。
小谷さんの例は極端かもしれませんが、「お金を稼ぐ」という意識から「信用を稼ぐ」という意識にシフトしていけば、幸せになる確率はより高まるのではないでしょうか。

これからについて小谷さんはこうコメントしています。

「これ、おもろい!」って思うことには、これからも挑戦していきたいですね。

あと人から感謝されること。人からいただく「ありがとう」で、うまいもん食べていきたいですね、これからも。

それでたくさんの人とお会いして、ゆくゆくは世界中の人と家族になる。

僕のような生き方を見て「こんなやつがいるんだ、こんな生き方があるんだ」って、少しでも誰かが笑ってくれたら、それだけで嬉しいです!

引用 https://entrenet.jp/magazine/13278/

人からいただく「ありがとう」で、うまいものを食うなんて理想的です。

まとめ

1日50円で自分を売る男、ホームレス小谷さんにスポットをあててお話させていただきました。
他人と比較することで、知らず知らず人生を苦しいものにしてしまっていることに気づかされました。

これからの時代は、もっと自分の価値観を大切に「信用で稼ぐ」という考え方で仕事を捉えて、
実践していくことが、幸せな生き方につながるのかなと考えさせられました。

幸せのハードルを今一度見直してみませんか。

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